« 三十路過ぎて | トップページ | Ego Wrappin' »

2006年12月13日 (水)

今日は漢字の日。
「1(いい)2(じ)1(いち)2(じ)」=「いい字1字」というところから来ているそうな。

今年を表す漢字が今日発表され、「命」だったそうな。

それを藤原さんから聞いたのは、東京倶楽部。

今日の私は、今年最後の東京倶楽部のライブの日。

今年の5月から出演させていただいて、今日で5回目。
今年出演させていただけるようになった、最も好きなお店。

なのに相変わらずの私の体。最後の東京倶楽部はきっちり歌いたい!という願いも空しく、朝から吐くほどの咳と詰まる鼻腔、きしむ肋間。昨夜は首を絞められる夢を見たけど、きっと単に鼻腔が詰まって息が出来なかったんだろう。

もう、「気合だー」と言っていることが空しかった。

歌う前、本当に、この体と運命を呪った。

ところがだ。

1st、2nd、3rdと進むごとに、喉の使い方になれたせいか、いつもと違う、歌が歌えた。

辛いはずの発声が、不思議と、のびのびした無理の無いものになった。
喉をいたわりつつ、音をとても大切にした歌が歌えた。

共演した、私を誰よりも知っていてくれるはずの向島さん(Vln)も、
「今までの中でもベスト1か2じゃない!すごい良かったよ!」まで言ってくれた。

この体になってしまった理由が、ちゃんと有ったんだ。

呪っていたけど、ちゃんと、理由があったんだ。

不思議。

昨日まであんなに苦労していたのに。

あんなに悲しんでいたのに。

嘘みたいだった。

この体になった理由は、ちゃんとあったんだ。


今年の東京倶楽部でのライブは、本当にいろんなドラマがあった。

お世話になった人が亡くなった当日で、泣きながら歌った日もあったし、
大好きだった先輩が、最後に見に来てくれた日でもあったし、
本当に見て欲しい人たちが、見に来てくれた日々でもあったし、
大好きな共演者と演奏できた日々でもあった。

「命」というものを一番感じながら演奏したんじゃないかな、東京倶楽部。

そして今年最後の今日は、「命」の尊さとありがたさと儚さとを改めて感じつつ、
そして新しい発声法を体感させていただいて、
マーベラスな締めくくりになった。


こんなすっげー不思議にあふれたこの世は、

追い出されるまで、生きましょうよね。

まだまだ、おもしろいことは、たくさん起こる。

|
|

« 三十路過ぎて | トップページ | Ego Wrappin' »

コメント

今回は残念ながらネット配信でのライブを見させていただきました。
唄、演奏はしっかり聞こえるけどMCや客席とのやり取りはイマイチ聞こえ辛かったのですが漢字の日のくだりはそういう事だったんですか。
なるほど「いい字一字」ですか。勉強になりました。

カメラが固定で決まったアングルのみなので向島さんがほとんど見えなかったのが残念でした。
前回に見たピョンピョン跳ねながら弾く姿が可愛らしくてまた見たかったのに。

でもこんなライブを無料で配信しちゃうなんて太っ腹ですよね。
自分は有料でも見ますよ。

エゴのヨシエ嬢も素敵なヴォーカリストですよね。
でも恭子さん負けてないっすよ。マジで。

投稿: 桃スパ | 2006年12月14日 (木) 19時35分

桃輔さま、
うわー、ネット中継見てくださったんですか、
あたしも見たかったなー(笑)!

ネット中継に関しては、お店と演奏者との間での論議があるみたいですよ。
ネット中継お断りの出演者もいます。
でも、音楽メディアも「試聴」が基本の昨今、
ライブも、まして知らない人のライブなら、
「お試し」は必要かもしれませんね。
これをきっかけに知っていただけたら、うれしいですもん。

そうそう、よしえさんに負けないように、
あたしもNHKホールに親を呼べるくらいになります!

投稿: 2-Dee | 2006年12月16日 (土) 15時30分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/134005/13049185

この記事へのトラックバック一覧です: :

« 三十路過ぎて | トップページ | Ego Wrappin' »