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2006年11月の13件の記事

2006年11月28日 (火)

母の手

明日、東京に戻る。

この一ヶ月の、長野と東京を行ったり来たりの生活も、明日でやめる。

うちの母の手術後の経過は順調で、今週末、もしくは来週早々退院の予定である。

この一ヶ月、私は何が出来たんだろうな。

結局、最初から最後まで自分で体をどんどん壊していって、
ついに最後は喘息から肋骨膜損傷にまでなってコルセットをはめることになってしまった。

歌うに良いコンディションからは、どんどん遠のいていく。

親孝行という偽善の、自己満足のバチなんだろうか、
そんなに人に迷惑変えたつもりは無いが、実はかけてしまったのだろうか。
私のこの一ヶ月は、いったい何だったんだろう。

明日からは、このボロボロの楽器を鳴らす。

今日は最後のお見舞いだったが、いつもと同じく、届け物をして、話をして、肩こりの薬を塗ってあげて終わった。
誰よりも一番しんどいはずの母が、誰よりも私の体を心配してくれた。

「退院したら、ぼちぼちやるから心配しないで。しばらく家事もしなかったから、手の調子も良いし。」


子供の頃、私は母の手が大好きだった。

大きくてしなやかで、白くて、透き通りそうにきれいな手だった。
子供心に憧れたものだ。

リウマチの症状で手が変形した上に、発病後、かれこれ30年にわたり強い薬を飲んできたおかげで、母の爪は何度と無く死んでいる。

今も、ほとんどの爪が死に、新しい爪が生えてくるまでの間、死んだ爪がはがれそうになる度に激痛が走るらしい。

別れ際、涙が流れそうになるのをごまかすため、
「かあさん、手の写真撮って良い?」
と頼んだ。

「良いよ、でもこうしかできないよ」
と、撮らせてくれたのがこの写真。

この手じゃ、杖をつくのもしんどかろうに。

私が大好きだった、母の手。061128_16260001

今も、昔とは違う理由で、大好きだ。

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2006年11月25日 (土)

飯田線

今日、再び長野に帰ってきた。

今日は訳あって新宿から母の入院している病院へ直接行き、帰りは電車で帰った。

飯田線という、ちょ~ローカル線。061125_16360001

私も高校生の頃、お世話になった飯田線。

当時から既に3分の2の駅は無人駅、ダイヤは1時間に1本、もちろん単線という、鉄道マニアにはたまらない(が、とっても不便な)ものすごいヤツだ。

乗るのはいつ以来だろうか、10年以上は軽く経つ。いや、久しぶり。

予定時刻の8分も前に駅に着いたが、もう電車がいてびっくりした。
土曜の夕方4時だというのに車内はガラガラ。
「ゲタ電」と言われるその車両内は、地方の電車特有の向かい合わせの4人のボックス席。
当然余裕で占領してしまった。

発車時刻が来て、おごそかな雰囲気で電車が動き出した。061125_16270001

加速やら減速やら、やたらとゆったりしてんの。
「旅」ってかんじです、まさしく。

各駅の周辺は多少お店やら建物やら変化はあったけど、
車窓の景色そのものはまるで20年前と変わらない気がした。

電車に手を振っている子供たちとかいて、ほのぼの。

と、ガラガラなので携帯で写真撮りまくりました。

さて、この飯田線、061125_16010001_1
今のような寒冷期になると、ドアが半自動になります。
半自動って分かります?
駅に止まるとドアのロックだけ解除されるんです。
つまり自分でドアを開けて乗り降りするの。
何分も止まる駅があるくせにドア全開じゃ寒いっすから~!

一生に1度くらい、経験する価値ありますよ、飯田線。

ただし、短気な方はおやめください。

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2006年11月23日 (木)

ポンコツ楽器

止まんない~~~、咳;

激しい咳き込みが20日以上続いているため、腰まで痛めてしまった。

昨日昼間、近所の接骨院で電気治療とマッサージを受け、シップを2枚、どど~んと貼ってもらった。
シップのせいかな、寒さが身にしみる、いや、寒すぎる、おかしい。
熱を計るとやっぱり37度5分。
高熱ではないがだるい。

昨夜は3ヶ月ぶりの蕨駅前、チョウゲン坊。
自分も大好きな場所、あったかいお客さん、親切で優しいお店の皆様、やりがいのある共演者、3ヶ月楽しみにしていたのに。
気力でこのポンコツ楽器を鳴らさねば。

とりあえず忘れることにして、いよいよ演奏開始、直前に咳の止まるツボ押しまくって歌ってみた。

あ゛~;

・・・・・これがあたしの体か?喉か?
この楽器、はじめて鳴らすかのごとく全くいうことを聞いてくれない!

でも鳴らさねば!
そうじゃないよ、じゃ、こうしてみようか、だめか、もっと違うところ鳴らしてみようか、そうそう、だいぶ良いよ・・・・・。

歌の自由をすっかり捥がれた状態のステージになってしまった。

生の楽器の恐さを、いやというほど思い知らされた。

なのに、MCでぽろっと「先週、また一つ歳をとりまして・・・」なんて言ったもんだから、
みんなで2回もバースデイソングを歌ってくれたり、お花くれたり、
終わった後お店の人がケーキくれたりシャンパン開けてくれたりスペシャルカクテル作ってくれたり。

皆様の優しさに、楽器が応えられなくて、涙さえ出ませんでした。

蕨から自宅までわずか30分なんだけど、
本当に、帰ってきた道中の記憶が無い(泥酔はしてませんよ)。

ぼーぜんと、とぼとぼと、いつの間にか帰ってきていました。

しかしこの楽器、ずいぶんポンコツになってきちゃったけど、
何とかうまく付き合って、故障箇所は直しながら、
そしてもう故障しないように鍛えたりいたわったりしながら、

私の命ある限り、一緒に鳴っていただきましょう。

というわけで今日は言葉を一言も発していません。

というわけでスペシャルカクテルの青い炎です。
061122_22540001

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2006年11月22日 (水)

12年の〆に

前、なんかの日記にも書いたんですが、今年は蠍座にとって「12年に1度のラッキーな年」なんだそうだ。

いや、正確には「だった」そうだ。

その期間は間もなく、蠍座の期間が終わるとともに終わる。あと2日。

良い年だったといえば確かにそうだし、でも失ったものも有るので、何とも言えない。

で、最後に何かしようと思って、今日は前から気になっていたライブハウス、青山の「月見ル君想フ」に、前から気になっていたバンド、復活中の「ピラニアンズ」が出るということで、長野から1日早く引き上げ、見に行ってきた。

ピアニカ前田さん率いるピラニアンズ、ギターは塚本功、ベースは長山雄治、ドラムが坂田学という豪華な面々。

塚本君はLove☆J時代、同じレーベルにいたことやライブも何度か共演していた縁で、塚本君のソロライブでゲストで歌わせてもらったこともあった。そのころから、「コーラスに甘んじてないで、なんか自分でやりなよ」と、いっぱいいっぱい励ましてもらっていた。しかしそれ以来。坂田君は10月の下北以来。



予想通り、良い会場だった。そんなに広くは無いが、ステージのバックには大きな満月が悠々と在った。生ビールもチケットとセットの500円のわりに大盛りで良心的♪(やっぱそこかいっ!)

で、ピラニアンズも良いバンドだった。スタンダードやボサノバ、サンバ、オリジナル、最近の私が良く関わる音楽と近くて、なんか嬉しかった。やっぱ良いわ、こっちの世界。しかも若い人が多い会場、みんなとっても楽しそうに音楽観てる。
これって、すごく大事なこと。

ずっと、こういう場所から離れていた。

とりあえず歌っていることで満足して日々が過ぎていくことに、焦りもあったがすぐに忘れた。

とりあえず収入があることで音楽やっているつもりになっていた。

最もなりたくない、「職業シンガー」に、甘んじていた。

ということに気付いている以上、打破せねば。次の場所へ。




12年の〆に、そして新たな12年に向けて決意も固くした時、

ピラニアンズ作の「おきあがりこぼし」がアンコールのときにそれぞれメンバーから撒かれた。

塚本君の投げた「塚本こぼし」が、まっすぐあたしのところに飛んできた。

しっかり、キャッチした。

で、周囲の人とこぼしを集めて記念撮影。

061121_22120001 前田さん、塚本君、

前田さん、坂田君、(長山さんのが無い;)

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2006年11月19日 (日)

飯田市にて

というわけで、数本の仕事を東京で終え、また長野にとんぼ返りです。

昨日帰ってきたのですが、なんと、昨夜は長野県飯田市のライブハウス、「CANVAS」に初来店!月一回、第3土曜日の「ジャズジャムセッションディ」に参加してきました。

さて、東京のジャムセッションとえらい勝手が違って戸惑いました。
ホストバンドもいないし、名前、パートをノートに書くわけでもないので順番も適当。
ベーシスト不在につき、ギタリストがかわるがわるベースを担当。
休憩も無くずるずる3時間あまり。

でもなんかほのぼの。なかなか脱力系で面白かったです。みなさま控えめな方ばかりでした(スペシャルミュージシャンもいらっしゃいましたよ!)、だからあのシステムで成り立ってんだろな。

で、私、普段東京でそういうお店でしらふでいたこと無いんですが、なにしろ自宅から20キロ以上離れた飯田市街。
頼みの飯田線の終電は、なんと22時!!!!!
ってことで車で行ったので、当然お酒が呑めません。

地獄です。ワンドリンク付のお金を払ってソフトドリンクを飲むなんて不条理なことが、私に出来るはずが無いっ!!!

と愚痴っていたら、お店の人が「ノンアルコールビール買ってきておいて良いですよ」なんて言ってくれました。

で、早速近所の名も知らぬコンビニで、なつかしい「バービカン」を購入。


・・・・・・・そいつが、1缶200円・・・・・・・・・。

発泡酒より高いんかいっ!


帰宅後、冷蔵庫のビールを頂戴したのは言うまでもありません。

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2006年11月15日 (水)

11月14日

昨日、また一つ歳をとりました;061114_231301_1

そして昨夜は私が4年携わり、JAZZを勉強させていただいた湯島の「カスター」で、ライブでした。

自分の誕生日に歌うのが、実は9年ぶり。その間ずーっとうまい具合に歌の仕事と重なりませんでした。

9年前は大阪のお店だったな~。

10年前は京都の「磔々」のライブで、今は亡きどんとさんも祝ってくれたな~。

なんて懐かしや。

で、昨夜は大勢の方に祝っていただいて、久しぶりに幸せな誕生日となりました。ありがとうございました。
自分のコンディションは良くなかったものの、薬でやられている声帯が「バリバリ」音を立てるのも、いつもより良い声だとなんだか好評。ちと複雑。

共演の外山さん、磯部さん、暖かい演奏に感謝感謝です。

そして期せずしていっぱいお花をいただきました。061115_10120001_1

横前家にこれだけのお花が来たことは、いまだかつてありません。

これから花瓶買いに行きます;

しかもこのブログのカウンターも1万突破!!

なんかしみじみ、

皆様ありがとうございます。

まだまだ進化します。

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2006年11月14日 (火)

良い風

とうわけで、東京に戻りました。

今日はおもしろいことがありました。

その1
ちょっと前に書いた「ダンサー・イン・ザ・バス」の人と、
またバスの隣の席になりました!!すごい偶然!
話しかけようとわくわくしていたのですが、
5分も経たないうちに、
わたしの咳がひどすぎて、彼は別の席に移動してしまいました;

その2
途中の休憩場所のサービスエリアでお土産を買ったときのこと、061114_01230001
レジでくじを引いたら「あたり」が出て、お団子をもらいました!
でも実際もっとラッキーだったのは、レジのおばちゃんの間違いで、400円ほど安くすんでしまったこと。



しかし、10日経ったら、田端駅の様子がすっかり変わっていてびっくり。

時間が経つのって、ぼーっとしてたらおいていかれてしまう。

でもなんとなく、今日はまた、
「良い風」が吹きだしたかなと感じられる清々しい日でした。

風よ吹け~~~!咳よ止まれ~~~!

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2006年11月13日 (月)

長~い!

朝、発見して、

どうしても写真撮らずにはいられませんでした。

金太郎君です。

Kintaro_1












いや、あんた、長すぎるでしょう、そのう○こ;

というわけで、今から東京帰ります!

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2006年11月12日 (日)

目前

というわけで、長野にいます。

インターネットのおかげで長野からでもこうしてブログを更新出来るし、便利な世の中です。

最近の私の楽しみと言えば、アクセスカウンターがいよいよ1万に迫ってきたこと!

・・・・そして私がまた一つ歳をとる日も目前に迫ってきたこと・・・。

どっちが早いか!楽しみです。

14日の19時14分が出生時刻なのですが、確認できるのは18時くらいまでなので、
それまでに1万超えたらうれしいなぁ。

・・・・・・なんて暇そうでしょ。

咳がぜんぜん止まらなくて、他の患者さんに迷惑になるからと、病院出入り禁止をおかんに通告されてしまったからなのです(泣)。

何のためにいるんだーと、うなだれる私を尻目に、おとんだけは相変わらず楽しそうです。
今日もいそいそ遊びに行きました。

というわけで、明日上京します;

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2006年11月10日 (金)

アレルギー

というわけで、実家の長野に帰ってきてます。

・・・・ところが困った問題が発覚。

この時期に実家に帰って来ると、湿疹ができる!

今回も例外ではなく、肌の弱いところ(ひじの内側、膝の裏側、脇、そして顔!)にとってもかゆい、じんましんみたいなのが出来てしまう。
おまけにのどまでかゆくなってきて、鼻水、咳までセットで出だした。

「もう早く東京に帰りな」と悲しむ母をよそに、
病院に行ってもマスクをしたまま、かゆいところをさすりながらのお見舞いである。

あまりにひどくなってきたので病院で検査をしてもらうことになった。
何のアレルギーか突き止めないと。

火曜日に血をいっぱい採ってもらって(どろどろしてました;)、検査結果が期せずして今日聞けた。
火曜日以降症状は悪化する一方でひどく咳き込むようになり、気管支が痛み出し、ついに発熱してしまったので、同じ病院に行ったのだ。

ところが、

結局何のアレルギーか分からず。

既に知っているスギ花粉とヒノキ花粉以外、秋の草花、ハウスダスト、犬など該当無し。

高額の費用をかけたわりに何も分からず、ただ、今のひどい病状は、アレルギー反応と細菌による感染症の合併症状で・・・・云々。
じゃあこれからどう対策を考えたら良いのさ!

育った場所なのに、帰ってくると発生するアレルギー反応なんて、悲しすぎるじゃない!

とりあえずこの始末の悪い咳が止まってくれないと歌えない。

あ~~~、昨年も年末から年始は気管支炎に泣いたっけ;

14日までに治さないと!

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2006年11月 7日 (火)

父と娘

てなわけで、しばらく長野の田舎に引っ込んでいます。

日常の喧騒から離れて、でも心はずっと走りっぱなしで、何日までに何曲レパートリー増やそうとか、まあ四苦八苦、あっという間に時間も過ぎて行きます。

そういうわけで今は、母が病院に収容されているので、父と毎日2人きりです。

けっこう照れます。父親と娘ってのは。

しかも普段居ない娘がいるもんだから、やたらと父がこちらに向いているのが感じられて、照れくさくもあり、うっとうしくもあり・・・・。

やたらと「送ってくれ」だの「迎えに来てくれ」だの「これで何か(料理を)作ってくれ」だの、おかんのために帰ってきているのか、おとんのために帰ってきているのか、いつもわからなくなります(本当は自分のためなんですけどね;)。

でも、今日は、昼間、東京の仕事絡みでおもしろくないことがあって、夕食のときに父に愚痴ってしまいました。

で、驚いたんですね、うちのおとん、聞き上手なんですわ。

いつも接している人たち、自分の事言うだけ言って、人の話を聞けない人が多い。

「おとん最近ぼけ始めてんじゃないの?」なんて言われてたおとんが、

ちゃんと親身になって話を聞いてくれて、ちゃんとそれに関して冷静に返してくれる、そんな些細なやり取り。

なんだかうれしくなって、ありがたくって、

こんなふうに2人で過ごす時って、この先どれだけあるんだろうと思ったら苦しくなって、

「とうさん、花札やろうよ!」って誘ったら、

「ごめん、今日は寝る」とあっさり断られて、

これがまた気を遣わないですむ父娘だからこそかなと、

1人、酒をあおってます、結局;

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2006年11月 6日 (月)

晩秋の名月

Ca250033















所詮写真にするとこんなもんなんですが、

そりゃぁもう明るくて、澄んでて、静かで、

狼女になって、

思いっきり吠えたい夜でした。

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2006年11月 3日 (金)

霜月

やっぱり長野は寒いです。

今年もあとわずか。

霜がはりだすからきっと「霜月」なんでしょうね。

でも花札で11月は「雨」なんですよね、最近はまっちゃってる花札ですが。

今年の目標は達成できたんだろうか。

あと2ヶ月ってことは、まだ何かするには充分な時間がある。

ここしばらくの山篭りで何をするか、

これに尽きるんじゃないかな、今年の成果も、

そしてこれから先も。

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