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2006年3月20日 (月)

風の強い一日だった。

私の住んでいるところは、そうでなくても風通しがものすごく良い。
今朝から一日、隙間風がピューーピューー窓を鳴らし、
部屋のカーテンを揺らし続けた。

春の嵐。

季節が前の季節を脱ぎ捨てようとしている。

昼間、久しぶりに両親と電話でしゃべった。
母親の体調がかんばしくないのが気がかりだったが、
来月古希を迎える父の祝宴をしようと、姉と約束を取り交わした。

気がつけばそんな歳になっている父。
還暦前から病気が悪化し、優雅な老後を送れない母。
随分お世話になりながら、いまだに心配だけかけ、親孝行の1つもしてないって、
ひどい娘だ、私。

母の体がまだ自由がきいた頃、彼女は三味線を習っていた。
同時期、私は日本舞踊を習っていた。
祖母の夢は、祖母の縫った着物を私が着、
母の三味線で踊る、というものだった。

祖母の夢は叶わなかった。

でも私はいつか、
祖母の縫った着物を着、母が弾いていた三味線を弾きながら、
清元を歌いたいと思う。

季節が前の季節を脱ぎ捨てるときに、

そう誓った。

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コメント

風、ほんとに強かったですね。そして、もう春なんですね。近くにある沈丁花も花もその甘い香りをその風をフル活用しているように咲いていました。でも、先日の雨と風で花びらが地面に少し落ちてしまっていました。桜もそうですね。この季節は雨風のいたずらで花のはかなさも同時に感じさせられます。自分の父は2年前に他界しました。怒ることの少ないやさしい父でした。子供が感じているより、親は子供の苦労を喜びに変える達人なのかもしれません。咲いている花も心に安らぎを感じさせてくれますが、地面に落ちた花びらもそれなりに心、うつものがあります。その誓い・・早く実現できれば良いですね。そう言えば、桜の文字には「女」という字が入っていました。桜は女性を感じさせる花なのでしょうか…。良い季節になりますね。

投稿: アロースター | 2006年3月22日 (水) 00時50分

はあ、なるほど、桜には「女」がいましたね。
そして桜、今年も咲き出しましたね。
桜が咲いたって聞いただけでうきうきするのは日本人だからなんでしょうか。
花札という遊びの中ですら、「花見で一杯」なんて、
先人は本当に粋ですな~。

投稿: 2-Dee | 2006年3月27日 (月) 00時09分

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